〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西8丁目11-2 島屋ビル403

受付時間

月〜金 9:00~22:00      
土曜日 9:00~17:00(日曜定休)

お気軽にお問合せ・ご相談ください

011-211-4181

意外に知られていないアルコールの真実‼︎

お酒が大好きな人に見てもらいたい
東洋医学のプロから、知ってほしいことがあります❗️

飲酒について

 いきなり知りたくない事実をお知らせします。
「お酒は飲めば飲むほど身体に悪い」という事実です。

 そんな馬鹿な。「昔から百薬の長と言うじゃないか」とか「少量のお酒は身体にいいんじゃないの?」という声が今でも聞こえてきそうです。

 なぜこのように言われているのか?それは「Jカーブパターン」もしくは「Jカーブ効果」といわれる飲酒と疾患に関する調査・研究が関係していると思われます。 

 まずは「Jカーブ効果」について見てみましょう❗️

Jカーブ効果

Jカーブ効果とは

 「少量のお酒は身体にいいんじゃないの?」といわれている根拠になっている考え方に「Jカーブパターン」もしくは「Jカーブ効果」という考えがあります。

 これは1日の飲酒量と疾患のリスクをグラフにした時に、アルファベットの「J」の形をすることから名付けられました。その調査・研究などによると、一定量の飲酒であれば、飲酒をしない人に比べて心臓血管疾患・ガン死亡率・2型糖尿病・認知症リスクなどが低下・抑制されるという結果が出ています。

 これが「少量のお酒は身体にいい」と言われる根拠になっていると思われます。

 

疑問視され始めているJカーブ効果

 ただ最近、この Jカーブはある一定の条件下でのみでのことで、全ての飲酒と疾患の関係性を表していないことがわかってきました。

 Jカーブが認められる条件とは

  • 対象が先進国の中年男女の場合
  • 虚血性心疾患・脳梗塞・2型糖尿病は「Jカーブ」または「U字型曲線」を描く

 以上の条件の場合は確かに飲酒量と健康リスクを表したグラフはJカーブになっていると言えるようです。

全てのケースにおいてJカーブではない

 世界保健機関(WHO)は有害な飲酒は200以上の健康問題と関係していると報告しています。

 200以上もの健康問題と関係があるので、飲酒量と健康リスクを表したグラフもワンパターンではありません。

 高血圧・脳出血・脂質異常症などでは少量でも飲酒量が増えることによりリスクが高まったり、肝硬変では飲酒量が少量の場合はリスクがほとんど上がりませんが、一定量を超えると急激にリスクが高まるパターンもあります。

 またこのような研究・報告の対象者の全くお酒を飲まない「非飲酒者」も、以前は飲酒していたが健康上の問題で現在禁酒をしている方。つまり「非飲酒者」はこの研究の前に、既に健康を害している方が含まれている可能性もあるのです。

 「酒は百薬の長」は昔の話です。

それでは飲酒にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

飲酒のデメリット

① アルコールと病気

 アルコールの摂取は様々な疾患と結びつきがあります。

  • 急性アルコール中毒
  • 肝疾患
  • 慢性膵炎
  • 循環器疾患のリスク増加
  • メタボリックシンドローム
  • うつ病・自殺
  • 認知症
  • 歯科疾患

 以上は200以上ある健康問題の一例です。

② 仕事のパフォーマンスが落ちる

 飲酒は睡眠の質を低下させ、睡眠時間を短くさせます。睡眠時間が短くなると認知機能が著しく低下します。

 脳の認知機能とは

  • 理解
  • 判断
  • 論理
  • 学習
  • 計算

などの脳の働きのことを指します。飲酒は回り回ってこのような影響を及ぼします。

③ 思わぬ事故に

飲酒・酩酊時には先ほどお話しした認知機能の低下で理性が失われていくだけではなく、身体運動機能の低下します。
そのため飲酒により想いもよらぬ事件事故に巻き込まれてしまう可能性が高くなります。これはお酒を飲めば老若男女は関係ありません。

(1)飲酒運転による交通事故

 飲酒による事故で一番最初に思いつく事ではないでしょうか。
 飲酒運転に対する罰則は厳しくなっていますが、まだまだ無くなる気配はありません。「飲んだら乗らない」を徹底するしかありません。 

(2)酩酊による交通事故(歩行者)
厚生労働省(2007年)によると歩行中の交通事故死傷者数は75,549名。このうち酩酊などによるものは640名。同年の交通事故死亡者数は歩行者全体で1,943名。そのうち酩酊等によるものは151名。

 酩酊状態で歩行し、もし交通事故に巻き込まれると、死亡事故に繋がりやすいというデータがあります。

(3)転倒・転落
 酩酊時には注意力や平衡感覚も低下しますから、普段は何でもないような所でも転倒・転落をするリスクが高くなります。

 転倒時には反射が遅れてしまうことによる骨折などの外傷、また階段や地下鉄のホームなどで転落してしまった場合は死亡事故にも繋がります。

これはほんの一部です。
飲酒には様々なデメリットが あることが

ご理解いただけたと思います。

ただ、
「それでも飲みたい‼︎」という方のために
害が少ないであろう飲み方を提案していきます。

これは守ってほしい。安全な飲酒法

① 適量を守る

 厚生労働省の「健康日本21(第一次)」ではアルコール量について明確な数値を示しています。
その数値は

「1日平均純アルコールで20g程度」

 これを具体的にいうと

  • ビール中瓶1本
  • 日本酒1合
  • チューハイ(7%)350ml缶1本
  • ウイスキーダブル1杯
  • ワイングラス2杯

 1日20g以下が「適量飲酒」、1日40gを超えると「生活習慣病のリスク増加」、1日60gを超えると「多量飲酒」つまり飲み過ぎとお考えください。

② 休肝日を週2日

 どんなに「適量飲酒」を守っていても、毎日飲酒をしていては身体によくありません。また毎日の飲酒はアルコール依存症の確率を大きく高めます。

 お酒を一滴も飲まない日「休肝日」を最低でも週に2日は設けてください。休肝日がある方と無い方とでは、総死亡リスクが1.5〜1.8倍になります。

 また、そうするだけでも脳や肝臓のダメージもかなり軽減できるはずです。

③ 就寝2時間前までに飲酒を終わらせる

 あまり眠れない方の中には「グッスリ眠るために飲む」という方もいらっしゃいますが、飲酒は睡眠にプラスには働きません。睡眠の質を悪化させます。

 就寝する2時間前までに飲酒を終わらせると、このようなデメリットを減らすことができます。

④ 楽しく飲む

 ストレス解消のために飲む方もいるとは思いますが、お酒でストレス解消にはなりません。お酒を飲むとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。

 お酒を飲むなら適量飲酒で

楽しく

自分へのご褒美

祝杯

など、ポジティブな場面での飲酒が最適だと考えます。

まとめ

  • お酒は身体に良いには疑問符が多い
  • 飲みすぎると思わぬ事件事故に遭遇することも
  • 1日の「適量飲酒」量は純アルコール20gまで
  • お酒はポジティブな場所で楽しい会話をしながら

お気軽にお問合せ・ご相談ください

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
011-211-4181
受付時間
月~金 9:00~22:00
土曜日 9:00~17:00
定休日
日曜日

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

011-211-4181

<受付時間>
月~金 9:00~22:00
土曜日 9:00~17:00
※日曜日は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2022/11/02
研修参加のため、11/25~27まで休診いたします。
2022/05/20
「鍼の種類」ページを公開しました。
2022/5/12
「飲酒」ページを更新しました

太乙堂鍼灸院

住所

〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西8丁目11-2 島屋ビル403

アクセス

地下鉄南北線 「すすきの駅」徒歩9分 地下鉄東西線 「西11丁目駅」徒歩7分
駐車場:付近ある多数のコインパーキングをご利用くださいませ。

受付時間

月~金 9:00~22:00
土曜日 9:00~17:00

定休日

日曜日